「生命平和」 熊本アンナプルナ農園の正木高志さんの書いた小冊子。
昨年のクリスマスイヴにプレゼントしてもらった。
正木さんのアンナプルナ農園のお茶がとっても美味しくて何回か買ったことがある。
最近飲んでないな。
飲みたいな。
正木さんの著書
正木さんの書いた「木を植えましょう」という本を読んだときにとても心に打たれて、その後すぐに「出アメリカ記」を読み、「空とぶブッダ」、「蝶文明」と4冊全部買って読んだ。
「木を植えましょう」は借りて読んで、そのあとに買ったんだったかな。
10年くらい前で記憶が少し曖昧だ。
「木を植えましょう」
「出アメリカ記」
「空とぶブッダ」
「蝶文明」
walk9 日本巡礼 韓国巡礼
2007年に正木さんたちは、walk9というピースウオークを行った。
日本の原発のあるところを木を植えながら歩くというアクションだった。
その年は自分も日本の原発や核施設を観にいったりしていた。
それから2年後、正木さんに会ってみたいと思っていたときに、住んでいた鎌倉のとなりの逗子に正木さんが来て
トークライヴがあった。
内容は自然回帰と韓国巡礼だった。
そのころプライベートなことで、精神的にかなりキツい時期だったが、その場でかなり元気になったことが今も記憶にある。
正木さんとも自分の活動についてなど話をすることが出来た。
よく引き寄せの法則とかいうが、逢いたいって思った人と出逢えている。かなりの確率で、まさにミラクル。
引き寄せる力は、情熱、そしてチャンスを逃さないことだと思っている。
生命平和という冊子
40ページくらいの冊子なんだけど、とっても濃い。
この冊子で、正木さんは新しい選択肢を示している。
機能不全に陥った終末資本主義社会での憲法改正か護憲かという、右か左かではなく
蝶になって空を飛ぶ道を示している。
憲法9条、平和憲法があっても原発事故が起きた。生命平和という新しい文明を提唱している。
”フクシマを経験しても原発を再稼働させているものは何か”
911に311を経験した現代文明は新自由主義、市場原理主義、お金をあるものがピラミッドの頂点にいる。しかし、成長は限界といわれ、99%の貧困と1%のお金持ちと言われるほどの世界に変化している。
自由とは奪いたい放題のことなのか、奴隷社会に戻ることなのか?
そんな疑問に正木さんは、新世界秩序は「文明の死」だと書いている。
歴史学者のA・トインビーの言葉「ある文明が崩壊すると、崩壊の原因となった問題を解決する新しい文明が誕生して、救世主の役割をはたす。」
アインシュタインの有名な言葉「ある問題を生じたおなじマインドセットによって、その問題を解決できない」
現代文明の問題を「二元論」だと位置ずけている。
非二元論
この冊子で伝えたいところは、ここだと思う。
「すべてはつながっている。」
私もあなたも、植物も動物も地球上のすべてが生命の織り物で、私はいないし、あなたもいない。
私は森だし、海だし、地球だ。
華厳経の「縁起」、般若心経での「空」を非二元論のたとえに出している。
自然農の創始者の福岡正信さんは「無」と言っているなあ。
そして、ルーミーは「正しい行いと間違った行いの先に原野がひろがっている。そこで会いましょう。」
言ってることは、みんな同じ。繋がっているなあ。
非暴力=ガンジーの語ったアヒンサ 敵がいない世界=無敵の世界
非二元論の世界は敵がいない非暴力の世界観だと著者は語っている。
この本をギフトでもらった前の日にうけたNVCのワークショップの内容とつながった。
無敵の世界に生きること Living in the Blame-Free State NVCワークショップに参加
非二元論が蝶文明(新しい文明)のマインドセットで、方法論は「非暴力」だ。
蝶になった新しい文明は、護憲か改憲かではなく、ポスト311の新しい生命の憲法、環境論理による非二元論の「生命平和憲法」を提唱。
生命平和の感想
NVCの非暴力の思想が世界を真の平和をつくるのに役立つって思っていた。
この本を読んで非暴力とは二元論の世界なんだ、うん、マジで読んでよかった。
ギフトありがとう。
素晴らしい内容なのに読んでシェアしないのは、もったいないって思ってブログにレビューを書くことにした。
この本を読んだら、みんなシェアしてほしい。
次の文明は蝶文明。
いまは、まだイモムシで地面にいるかもしれない。
非二元論できっと飛び立つだろう。
生命平和 ここで買える。なんと一冊108円+送料。安い。
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ありがとう。敵のない世界へ。
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