スピリチュアル・ヨーガ―からだの中から美しくなる7つの法則 ディーパック チョプラ (著)
一時、ディーパック チョプラ博士の本を何冊か読んでいました。 全米ナンバーワンのスピリチュアルリーダで、インド人のアーユルヴェーダドクター。何者だろうか? NVC 非暴力コミュニケーションの本で序章を書いていたのが気になったのだった。
すべての人に薦めたい本「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法」に新版がでた
はじめに 四つのヨーガについて、その冒頭での引用、チョプラ博士の本は引用が多かった。今、手元に残っているのがこの一冊だけ。
人は往々にして、自身の求めているものとは別のものを見いだす。
ーニーム・カロリ・ババ
スピリチュアル・ヨーガ―からだの中から美しくなる7つの法則 ディーパック チョプラ (著)
人生ってそういうものだよね。 予想しないこと、想像を超えたことが、向こうからやってくるものだ。やってきたものを拒否するか受け入れるのか? どっちがいいとか悪いではなくて。四つのヨーガについては以前にブログ書いていた。
この本の第1章のタイトルが「ヨーガとは調和である」石垣島で通っていたヨガのクラスでやすこ先生が、クラスで必ず「私たちがヨーガをする目的は調和するためです。」という言葉が全身にずっと残っている。当時はただの生徒で、ヨーガのことを全然わかっていなかった。今もまだまだと思っているけど。
ヴェーダ哲学の賢人、アディ・シャンカラについて書かれている。西暦805年生まれ、不二一元論からシャンカラの宇宙観へコーシャ(鞘)の話からヨギーが珍重する浄化作用のある食べ物としてアーモンド、ハチミツ、牛乳、ギーの4つだと話はどんどん飛んでいく。 いろんな例がどんどん出てくるのがチョプラ博士の知識の広さ、深さであるが、じっくり読まないと頭がついていかなくなります。
そしてヨガ哲学の伝説の賢人マハラシ・パタンジャリ師の話から、3つの問いかけへ
わたしは誰なのだろう?
わたしは何を望んでいるのだろう?
わたしはどうやったら役に立てるのだろう?
存在の奥深くへと問いかけること。
パタンジャリのヨーガスートラの話などから、本の3分の1を終わるくらいで、本のタイトル7つの法則に移っていく。
この本で紹介されている法則は7つ。それを実践するステップが書かれています。
1、純粋なる潜在力の法則
2、与えること・受け取ることの法則
3、「カルマ」の法則 原因と結果の法則
4、最小限の努力の法則
5、意図と願望の法則
6、執着しないことの法則
7、「ダルマ」の法則 人生の目的の法則
意図と願望の法則のところで、面白い記述があった。
人生に何かを育んでいきたい人は、そのことにもっと注意を向けてください。逆に人生において何かを占める比率を減らしたい場合は、そのことから注意をそらしてください。意図は、エネルギーと情報を新たな形態や状態に変容させる触媒の働きをします。そのことからヨーガの原理では古くから、意図にはものごとを組織化する力があると解釈されているのです。
この本ではヨガのポーズやプラーナヤマ、瞑想の方法やチャクラのことなども書いてあって、そんなに分厚い本でもないし、難しく理解しにくいヨガの哲学など様々なことをシンプルに書いてあって、人に教えるときとかに参考になると思った。 ヨガポーズの写真もついてます。太陽礼拝で山のポーズ(下向きの犬のポーズ)と書かれていて区別されていない。
【ヨガ】山のポーズ パルバタアーサナ PARVATASANA
さすが世界のスピリチュアルリーダーのチョプラ博士です。しかし7つの法則については短いです。 きっとプラクティスの方が大事ということでしょう。
探し求めるものはすでに備わっている。それは常にそこにあり、時間を与えれば顕現される。
ートーマス・マートン
ヨガの実践について書かれた本ですが、願望実現とか書いてあるのがツボでした。
ヨガニドラなんかも実践すると願望実現しやすくなるとか言われてますもんね。
ヨガの世界は広くて深くて面白いです。
スピリチュアル・ヨーガ―からだの中から美しくなる7つの法則