すべての人に薦めたい本「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法」に新版がでた

NVC 非暴力コミュニケーション

「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法」に新刊が出た。

著者はNVCの創始者のマーシャル・B・ローゼンバーグ、監訳は安納献さん。

NVCの本で日本語訳されているものは、少なくマーシャル・ローゼンバーグの本ではこの本だけが翻訳されている。

原題は、Nonviolent Communication A Language of Life, 3rd Edition。

訳すると非暴力コミュニケーションの言語の第3版。

この本についてブログで書きたいと思っていたら、新刊になってしまった。

旧刊は2014年に購入してから、何回も読んだ。 

本の中には線やマークでいっぱいで、かなりボロボロ。 本のカバーも破れてなくなった。

NVC 人と人の関係に命を吹き込む法

上の写真は左がボロボロの旧刊で、右が新刊。

新しいぜ、新品だよ。

旧版にはIITの時にけんさんにもらったサイン付き。

けんさんサイン 新版もサインもらおう。

IITに参加した仲間4人で、Cookie thief(クッキー泥棒)という名前のチームで本を使っての読書会もやっている。

Cookie thiefのfacebookページ=> https://www.facebook.com/readingcirclefordiversity/

新版で大きく変わったのは序章が、インド出身のスピリチュアル・リーダーで知られるディーバッグ・チョプラ博士に変わり、「紛争を解決する」という調停、ミディエーションについての項目が増えたことだ。

NVC ミディエーション道場 調停の1日ワークショップ参加して学ぶ

この項目が増えたから、新刊を購入した。

NVCを学ぶ本は他にもある。

 

コネプラ

写真の左は完全につながる ーコネクションプラクティス」 

平和の国コスタリカで生まれた「コネクションプラクティス」はNVCの共感にコヒーランスというスキルを合わせたスキルで ユニークな感じがするが、NVCをマインドフルであるように意識してプログラムされた印象がある。ちなみにコヒーランスはハート呼吸などと言われていてストレス軽減に役立つという。

右は「なんでわかってくれないの!」と思ったときに読む本

NVCを暴力的ではないコミュニケーションと読んでいるが、書いてあることはNVCで翻訳が日本で使われているのと、違うところがけっこうある。

それでも、書いてあることはとても学びになる。

それから小冊子を2つ。

 

キリンとジャッカル

右は「キリンとジャッカルの楽しいコミュニケーション」ジーン・モリソンさんの著書をCNVC認定トレーナーの後藤ゆうこさんが訳した本。

2018年、現時点でAmazonなどでは購入できないが、 こちらのネットショップで購入できるようです。

地球雑貨Nadia

左は「NVC 非暴力コミュニケーションスキル 28 解放への道のり』 NVCを学ぶためというより、学んでいる人が自分のスキルを確認して、さらに学んで行くための一冊。

こちらは、IITで購入したんだけど、そろそろ一般に販売されるようです。

自分は、かなり気に入って毎日のように目を通しているので、早く販売されたらいいなって思っている。

*2019年4月こちらで購入できます。ー> 新潟平和研究センター

この冊子を使った勉強会企画もしようとしている。

他に英語が理解できれば、学ぶ選択肢は増える。

自分は英語少ししかわからないけど、NVCを学びたいから英語を学びたいって気持ちになってきた。

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どんどん脱線してなんの話かわからなくなるので、 「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法」の話に戻る。

監訳者の安納献さんの話を動画で。

 

新版は序文が非暴力の真髄?

初版では序文でマハトマ・ガンジーの孫のアルン・ガンジーさんの話が書いてある。 そのなかでマハトマ・ガンジーの有名な言葉 「世界の変化を見たいのであれば、自分がその変化になる」

この言葉は実はガンジーの言葉じゃないらしいが、NVCを学ぶことは自分が変化になることだ。

新版での序章は先にもあげた医学博士のディーバッグ・チョプラさんが書いている。

この序文からいくつか紹介したい。

インドには古くから、非暴力的に生きるための雛形がある。それが「アヒンサー」であり、非暴力的な生き方の中核をなす” “すべての暴力を解決する唯一の方法はひとりひとりが自分のストーリーを手放すことだ

 

ひとりひとりが行動を変えるのではなく意識を変えることがカギとなる。いわば、A地点からB地点への移動だ。A地点は自我の絶え間ない要求を満たすことに追われる生き方。B地点は自我がない状態

 

アヒンサーがもたらす見返りは、ストーリーのアップグレードではなく、真の自分になることだ。

この序文を読んで受け取ったことは非暴力 アヒンサー(アヒムサ)を生きることは自我ではなく真我を生きること。

心の底から与える

全部で14章書かれている一部について紹介したい。

NVC 非暴力コミュニケーションの核心として第一章では「心の底から与える」ということが書かれている。 NVCの目的は「自然な分かち合いが生まれる関係性の質にたどり着くこと」

自然な分かち合いが生まれる関係性の質にたどり着くこと

恐れや罪悪感、恥の意識、見返りを求める気持ちがなく、心の底から与えることは与える側にも受け取る側にもよろこびが沸き上がってくると書いてある。

NVCを使って他人とコミュニケーションをとるときに大切なのは、心の底から歓んでの行動であるか、そうでなく見返りや罪悪感などからの行動は、偽のNVCと言える。 それからNVCの4つのプロセスである観察、感情、必要としていること、要求についてやNVCを日常に取り入れることについて第一章では書かれている。

思いやる気持ちを妨げるコミュニケーション

第二章では、思いやる気持ちを妨げるコミュニケーションについて。 それらは、 道徳を持ち出す、 比較する 責任を回避する 強要する、報償や処罰 〜すべき 〜しなくてはならないなどといった表現が、思いやる気持ちを妨げるコミュニケーションとして書かれている。

一つ一つの章を紹介したいところだが、ぜひ本を買って読んで欲しい。

第11章に「紛争を解決する」調停について、これは2年くらい前に調停のワークショップに参加したレポートしているので、そちらを読んで欲しい。

NVC ミディエーション道場 調停の1日ワークショップ参加して学ぶ

まずは本を買って読んでみて欲しい。

そしてNVCは実践を繰り返し練習して身につくのでワークショップなどに参加して学びを継続してみて欲しい。

自分もやっているので、チェックしてみてください。

共感コミュニケーションのワークショップ等について

 

コメント

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