人体力学と「呼吸」力学とお腹のこと

タイ古式マッサージ

弱った体がよみがえる 人体力学

2020年だったかな、たまたま本屋さんで手にして面白かった本。「弱った体がよみがえる 人体力学」井本邦昭著。 薄い本ですがイラストや写真も豊富で、本の価格も1200円と安い。

著者の井本先生はたくさん本を出せれていて、連続で3冊購入してしまったくらいです。

人体力学というのは井本先生の作った言葉のようですが、身体について学びになります。

身体の不調をサビつきと呼んでおり、その原因は不調の箇所だけでなく他の部位との関連について、身体が連動しているということを伝えています。

まず大きなこととして、呼吸器について。身体が不調になると呼吸が荒くなったり呼吸に出やすいし、ヨガでも呼吸を観察するだけでリラックスして、緩んだりもします。

身体のアーチにも注目しています。足裏のアーチ、腰のアーチ、首のアーチ。 ヨガの練習でも立位でまず意識したいのが足裏のアーチ。足裏の3点でしっかりと大地を踏むと足裏が大地に吸い付くような感じで足からエネルギーが上がって背骨が伸びるような感覚があります。 

それから肩甲骨の上部と胸椎5番の三角点のズレについては面白いです。 ただ背中は自分で見れないのが難しいところではありますね。身体の不調がどう起こるのか、症状別に図入りで説明と対処するための体操のやり方が説明してくれています。頭痛対策でキャット&カウというか、牛のポーズに似た動きがあったりです。 学びとして本を読んだけど、実際に自分ではあまりやってみていないので、どんな感じかテストして動画撮ってみても面白そうだと思いました。 身体が痛みが強い人は体操自体ができない可能性もありますが、イライラに効果とか肌荒れに効果ある体操なども紹介されています。 

体の痛み・不調が消える! 「呼吸」力学

人体力学の次は、呼吸力学。

人体力学の呼吸についてをさらに深めたのが、「体の痛み・不調が消える! 「呼吸」力学」。呼吸法によって体温が上がるという科学的なデータから、江戸時代の白隠禅師の話が出てきたりもしてますが、こちらも身体の不調を呼吸に合わせた体操のやり方を紹介していてハタヨガのポーズではないがやっていることはある意味ヨガと一緒だったりしますが、不調に対しての明確な意図があるのがわかりやすいです。急性腰痛、ぎっくり腰を和らげる方法とかも出ています。 食べ過ぎで胸椎の3番4番が固くなることがあるなどの可能性が書かれていたり、さらっと書いてあるところがめちゃ勉強になったりします。心理的なイライラには下丹田が硬直しているという。 

お腹をさわれば全身が変わる! 人体力学「腹部十二調律点」

面白くて購入した3冊目「お腹をさわれば全身が変わる! 人体力学「腹部十二調律点」」。

お腹といえばタイマッサージの練習会に参加した時、チネイザンというお腹マッサージを少し教えてもらって、実際にやってもらったらめちゃ気持ちよくて緩んだ。 普通のマッサージと全然違う世界。 ヨガをやっている人はお腹が柔らかい人が多くて横隔膜まで手が届くと言われた。

この「手当て」という言葉は、頭痛のときにこめかみへ手を持っていく、傷ついた部分を手で押さえる、お腹が痛くて手で覆うなど、患部に手を当てるしぐさから来ています。

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「手当て」という言葉、あまり使わなくなってますが、素敵ですね。 

腸が第二の脳などと言われていたり、腸活なんて言葉があったり、お腹が注目されていますが、お腹に触れるというのは、まだメジャーでない気がします。

この本ではお腹を大きく3つのエリアに分けています。

お腹のアウトラインが6箇所、時計回りに12箇所の腹部十二調律点、へそと臍周りの十字の5箇所。 合計23箇所とたくさんのポイントが説明されています。さらに上中下の3つの丹田。

硬直しているところをどう緩めるかなど蒸しタオルを当てたり、体操法などが紹介されています。自分でテストして使えそうなものをヨガのクラスに取り入れたりしてみようと思います。

井本先生の井本整体の講座もあるようなので、興味ある方はウェブなどをチェックしてみてください。

この本を読み直したら、チネイザンを学んでみたくなりました。

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