世界は幻想 幻影 マーヤーであるってどういうこと?

ヨガ哲学

この世界、自分たちが現実だと思っている世界は幻想、幻影だという。

ヨーガでは、幻影をマーヤーという。

よくスピリチュアルな教えでは、自分が見て体験している世界は、映写機に映るスクリーンの中の映像にすぎないという。 私たち人の本質、人によって本当の自分とか、真我とかプルシャとか魂とか源とかアートマンとか言ったりするが、その本質は、それをただ観るもので、スクリーンに映し出す映写機が、心だというように例えられる。

有名な話なんで、どっかで聞いたり読んだりした人も多いと思う。

外側の世界は内側の投影。 

いろんな心理学や哲学でも言われていたりするが、成功するための考えだったり、願望実現なんかでも、映写機が映し出すストーリーを変えれば、現実の世界が変わるという。こういうのは、ある意味で同意する部分もある。

溢れるほどたくさんの本も出ているし、インターネット検索しても情報はいっぱいあるし、Youtubeでも動画もある。中には怪しいものもあるし、高額なセミナーもある。 宇宙人だかとチャネリングしたとかってメッセージもあれば、ビジネスで成功したというような著名人の本なんかもある。

古いが鉄板なのは、中村天風さんの本などは、最近はメジャーリーガーの大谷選手が読んでいるとかで脚光を浴びていた。

中村天風さんは、病気であと数ヶ月の命という時に、出会ったインド人にヨガの修行をしたら治ると言われて、ヒマラヤでヨガの修行をして、病気を治したいう伝説のヨギーで知られる。

運命を拓く (講談社文庫)

こういう願望実現などは信じる人もいれば、信じない人もいるだろうが、こういう教えで大事なことで、願望を実現することよりも、不安や怖れの気持ちからの現実を引き寄せてしまうことではないかって思っている。

今の世界でのメディアなどでの、日々の人々の恐怖の報道をそういった視点で観ると、何か違う気づきがあるのではないかって思う。

成功したい。お金が欲しい。家が欲しい。好きなことを仕事にしたい。パートナーが欲しい。 人はいろんな願望を達成したいと思って、努力をしたり、心を変えようとしたりする。願望実現とかの話は、また別の機械でいずれ触れることもあると思うが、多くの人が変えようとしているのは、スクリーンに写っている映像であり、スピリチュアルなことに関心を持った人は映写機にインプットするテープを変えようとして、時にうまくいき、時にうまくいかないってことを繰り返しているのではないだろうか?

ここで大事なことは、本質は何かってことなのではないだろうか? 本質は観ている存在だという。

そうは言っても、現実をマーヤー 幻影だなんて、なかなか信じられない人も多いと思う。

そこで自分がやってみた実験を紹介したい。 実際に自分が映像を観ていると思って過ごしてみる。リラックスして、自分の身体も上から眺めているかのようにご飯を食べたり、歩いたりする時に気づいたときに、俯瞰しているように観てみる。

プロスポーツ選手などで、上から全体を眺めているような状態になることをゾーンに入るなんて言ったりする。 自分も20代前半くらいのときに、そういう感覚を感じたことがあった。

それはともかく、この実験をやってみるとまるで世界は外から映像を観ているかのような、自分が動いているのではなく、映像が変わっているような少し離れて見ているような感覚になる。もちろん、現実は幽体離脱している訳でもなく、魂が外に離れていない。

これを読んで、こんな実験を試す人がいるのかわからないが、実験をしてみる人がいたら、どんな感じがしたか是非、教えてもらえたらと思います。

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