名前のない南の島のトロピカルなパーマカルチャーファーム計画。
今日もひたすら、南国の強烈な生命力の雑草を刈る。
雑草を敵としない自然農の教えに逆らっていると葛藤しながら
草を刈っていると、さまざまな雑念が浮かんでは消える。雲が流れるように。
ヨガや瞑想の教えのように。
幾重にも積み重なった地を這う雑草を刈り、土が太陽を浴びる。
そして、ここから新しい生命、植物の芽が出てくる。
生命が美しく織りなす様子を見てみたいなって感じた。
この畑にもなんにもなっていないこの土地。
実は海が近い。
歩いて、2、3分の距離のはずだが、まえに海に出ようとしたら
ジャングルが激しすぎて断念したんだ。
それで、友達と海のほうから回ってみたが、どこからジャングルを抜けれるかわからなかった。
おそるべし、石垣島の植物たち。
しかし、石垣島で海へぬける道はサーフィンするのもシュノーケルするのも一般に知られた観光客が泳ぐビーチじゃないところは
どこもかしこもジャングルをぬけて海へ出て行く。
ここは、距離も短いし、崖でもないし簡単なはずだよって思っていた。
今日はなんとなく、疲れて海に向かってジャングルをかき分けて歩いていたらー
出てきたよ。人がここにきている跡が。
思いっきり、杭が立っている。
これは、海に出れそうな予感バリバリするわー
ってワクワクしてすすんだら、
海に出れたー !
感動!!
ここの海は堤防なんで、降りるのに回らないとだし、サーフポイントじゃないから、これから何やって遊ぶかなあ、
楽しみだー!
二日連続の草刈り三昧で身体はぐったり。
シャワーを浴びてから、大濱信泉記念館に向かう。
目的は放射能測定所 石垣市民ラボの一年に一度の測定の報告会。
大濱信泉記念館の裏には御嶽 真泊嶽(マドゥマリィオン)がある。
なんとなく神々しい場所。
石垣島は、あちこちに神様がいる雰囲気がある。
なんかバリ島みたい。
報告会は去年も聞きに行ったから、もう一年だ。早いもんだ。
報告会の要点は、最近の傾向では検出されるものは、ほぼ決まっていて、放射性セシウムを吸収しやすいものでセシウムの降下が多かった地域のものが、国の基準値以下ではあるが、検出されている。
吸収されにくいものは、汚染が高い地域でも、ほぼ検出されないと言っていいくらい。
測定結果は市民ラボのウェブに出ている。
石垣市民ラボ http://ishigaki-lab.ciao.jp/
海への放射能汚染について、測定所の所長の意見では、セシウムよりストロンチウムの危険性を話していた。
ストロンチウム90の特性
ストロンチウム90の特徴について簡単に書くと
原発が稼働して、燃料棒のなかではセシウムとほぼ同量のストロンチウム90が核分裂生成物でうまれる。
福島第一原発の事故の水素爆発(3号機は核爆発?)では大気にはあまり飛ばなかった。セシウムの100分の1くらい。
海へはメルトダウンして燃料棒に残っていた全ての核分裂生成物が流れているので
セシウムと同じだけか、もっと多くの量が排出されている可能性がある。
ストロンチウムが水に溶けやすい。
体内被ばくではカルシウムに似ているので骨にたまる。 人間だけでなく魚の骨にたまり、食物連鎖で生体濃縮で何倍、何十倍と増えて行く。
半減期は約29年だが、生物学的半減期が約50年なので、一度身体にとりこんだら、死ぬまで出て行かないので、骨に取り込んだら一生β線を出している。
毒性がセシウムよりはるかに強いと言われる! 10倍とか100倍とか。
ストロンチウムは測定が難しくて時間がかかるため、市民測定所などでは測定ができない。
それでもストロンチウム90を測定しようと提案したい!
ぼくは、それでもストロンチウム90を測定したほうがいいって思う。
セシウムは検出される検体も減っているのでセシウムが検出された魚や動物など
骨がある生物のみでいいのでストロンチウム90の測定を提案したい。
そしてそれが原発事故を止められなかった政府のやるべき仕事だって思う。
原発の再稼働に躍起になる前に放射能測定をちゃんとやってくださいって言いたい。
今日は夕方はサーフィンして夜は絵を描くぞって思っていたが疲れていたのと、家に帰ったらちょいトラブル発生で
両方できなかった。
しかし、ストロンチウム90についてブログ書きたかったから書いた。
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