繋がらないことが、繋がりを大事にすることもある

マインドフルネス

つながりは大事だと思う。でも、しかし。。。

つながろう! 人は関係性のなかで生きていて誰かとつながりたいという気持ちが自然と湧き上がってでてくるものだと思う。

それでも、つながろうという言葉が連呼されていることに、身体が狭い所に押し込まれたような窮屈さを感じたり、呼吸が浅くなるような感じがすることがある。 

はっきりと言葉にすると繋がりを求める言葉が、目の前に壁を作って、つながりを遮断しているような気分になることがある。ガッチャーンってシャッターが降りてくるようだ。

つながりへの違和感はどこからきているのか?

この感覚は一体なんだろうかと、自分の中に流れるエネルギーをただただ感じてみた。

オンラインでのコミュニケーションが進む、バーチャルな世界。インターネットが普及してから約25年ほど。10年ちょっと前のiPhoneの登場からのスマホの一般化。いつでも、どこでも繋がれるSNS。zoomなどでのオンラインで会議も学びも外国からでもできる便利な社会。

大量の情報や知識を短い時間で手に入れられるし、メディアのように発信することもできるし、たくさんの人と知り合うこともできる。

情報がテレビと新聞くらいだった子供の頃からの数十年での進歩。すごい時代になったもんだね。

オンラインでつながろう。LINEでfacebookでInstagramで、zoomで、直接会えなくても文字や動画でつながれる。 

パンデミックだから、新しい時代になるから、なんだかいろんな理由で、つながろうを連呼している。

でも、マジで本当にそれって繋がっているのだろうか? 自分が本当に望んでいることはそこにあるのだろうか? この繋がりは、鎖で繋がれていないだろうか?

そもそも、つながりと言いつつ、依存や中毒になっていないだろうか?

人は本来は自然と繋がれるはずが、つながりを強要していないだろうか。繋がろうとするほど、繋がりを遮断してしまうことだってあるよね。自分に余裕がないときには他人の話を聴くことが難しくなることだったり、好きな人でも、毎日のようにLINEが届いたらウザいと思うことあるし、そうは言わずにおもいやりを持とうって頑張るほど、関係性が冷え切ったりする。

なんだか、あまりにも自分の外側との繋がりについて莫大な世界を目にして、自分自身と繋がることを忘れてしまいがちな気がする。

自分とのつながりを大事にしたい

自分自身とコネクトすることこそ、もっとも大事なことなんじゃないかって思うんだ。 

自分の身体と心の声を聴いてみる。体がどんな癖がついているだろうか。健康のためと思ってやっている行動や生活習慣は、本当に健康のためだろうか。スマホやSNSから、離れられない生活をしていないだろうか。やりたくないとか嫌だと思いながら仕事をしていないか。パートナーのためと思って自分の心を隠していないだろうか。 

新型コロナウイルスでの人間の経済活動の縮小によって、短期間で自然環境が回復したというニュースがいくつか見ることがあったが、人間の脳、思考の活動こそ休息が必要ではないだろうか。

ヨーガやマインドフルネス瞑想の効果が心を静かにして、幸福感を与えてくれることを多くの人が気づいている。 瞑想とか聞くと心を止めないといけないとか思ってしまう人もいるが、ただシンプルにありのままであることで、思考から少し離れて、自分の内側で起きていることに気づいていく。外側に向いていた視点を、自分の内側を観ていくことで、自分と繋がっていく。

他人や社会とのつながりはとても大事だと思うが、その前に自分との繋がりを育てることを大事にしたいって思うんだ。 

スナフキンのように静けさと孤独と自由を愛して、自分とつながると内なるコンパッション 慈愛が、深く湧き上がってくると自分は思う。

そのためには、つながらないことが、逆につながりを深めることにつながるって自分は思う。

この記事を読んで、何か気になたら、毎日、5分でも10分でも少しでも静かに座って、ただ呼吸を意識してリラックスしてみる時間をとることから始めてみて欲しい。

*この記事は2020年にnoteに書いたものです。

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