京都 東寺(とうじ) 読み方は、”ひがしでら”ではなく、”とうじ”
「教王護国寺」ともいう。
平安時代に嵯峨天皇が、空海(くうかい 弘法大師)に下賜され、真言密教の寺で創建されて 1200年を過ぎている。
世界遺産登録もされていて、 京都の五重塔としても知られている。
京都駅からも徒歩15分くらいとアクセスもいい観光スポットでもある。
絶望のワークショップに参加して、真実の曼荼羅というワークに参加して どうしても立体曼荼羅を見たくなった。
講堂の立体曼荼羅がすごい芸術だ
曼荼羅というと通常は絵で描かれているが、21体の仏像を配置された 羯磨曼荼羅(立体曼荼羅)は、まさに圧巻っていうか、圧倒的な迫力と有無をいわさないエネルギーで そこにただある。
ただいる。 言葉にするのは難しいが、まるで大自然のなかに突如放り込まれたような感覚でもあり 大宇宙が描かれたような感覚だ。
ただただ、その存在の素晴らしさに涙が溢れてきて、とくに中央の大日如来の前では動きがとまった静寂の時間があった。
曼荼羅とは?
曼荼羅(まんだら maṇḍala)とは、本来の意味は本質、中心、などを持つものを表し、仏教では、仏の悟りとその世界を意味する。
特に密教にて、仏さまの悟りの境地、世界観などを視覚的にわかるように仏像や文字などを用いて絵などに表したもののことで、「曼陀羅」ともいう。
ようするに世界の真理を描いたもんだ。
簡単なようで奥深い。
曼荼羅の種類
・大曼荼羅
大日如来を初め諸仏を絵画として表現したもの
・三昧耶(さまや)曼荼羅
諸仏の姿を直接描く代わりにシンボルで表現
・法曼荼羅
仏の姿を直接描く代わりに梵字で象徴的に表したもの
・羯磨曼荼羅(かつままんだら)
諸仏を平面的な絵画やシンボルではなく、立体的な仏像などで表現
東寺の曼荼羅は羯磨曼荼羅(かつままんだら) の一種
金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅
空海は、金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅という曼荼羅で表現した。
密教経典「金剛頂経」をもとに、九つの会(え)で構成され、規則性のある動きによって教義と聖なる世界を表しているのが、金剛界曼荼羅。
胎蔵(界)曼荼羅は「大日経」より、十二院で構成されて仏やヒンズー教の神々などが取り入れて表現されている。
曼荼羅について、説明を書いたが、文章で読んでもよくわからない。
立体曼荼羅
文章や絵ではわかりにくい曼荼羅の世界観を仏像を並べて、空海がわかりやすく表現した。
如来像5体(五智如来),菩薩像5体,明王像5体,天部2体,四天王像4体の計21体によって表されている。
・五仏や五智如来 大日如来 阿閦如来 不空成就如来 宝生如来 阿弥陀如来
・菩薩 金剛波羅密菩薩(はらみつ) 金剛薩埵菩薩(さった) 金剛宝菩薩 金剛法菩薩 金剛業菩薩
・明王 不動明王 降三世明王 軍荼利明王 大威徳明王 金剛夜叉明王
・天王 持国天 増長天 広目天 多聞天 梵天 帝釈天
うえにあげた21の仏像による世界は、まさに宇宙です。
素晴らしい曼荼羅の世界を味わってみてほしいと思います。
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