太陽暦、太陰太陽暦、マヤ暦に地球暦 カレンダーは何がいい?

コラム

太陽暦のひとつであるグレゴリオ暦。
これが、僕たちがふだん、今日は4月21日とか言っている暦だ。
暦はただ月日を知る手段ではなく、
日々の暮らしで、自然との関わりに役立つものだ。

暦に興味を持ったのは2010年の春だった。

あるときマヤの暦の絵が気になった。
暦って数字じゃなくて、絵なのかいって?
不思議で神秘的で何かが、心をグッと掴んだ感じがした。

そしてマヤ暦の本と出逢い、その年の暮れ、放射能や暦などさまざまなワークショップを行う冨田貴史君の
暦のワークショップに参加して
マヤ暦、旧暦に地球暦まで、暦について教わって興味がぐっとひろがった。

今回はさまざまな暦にゆいて書いてみます。

太陽暦とグレゴリオ暦

まずは日常の西暦から。
西暦はグレゴリオ暦、太陽暦。
太陽暦は、地球が太陽の周りを回る周期(太陽年)を1年とする暦で、その周期は、365.24219日で、1年を365日としている。
4年で1日以上のずれを補正するために閏日がある。

エジプトでは、紀元前46年に太陽太陰暦のローマ暦に代えて導入され、その暦を導入したカエサルの名のユリウス暦と呼ばれている。
1582年に、グレゴリオ暦がローマ教皇グレゴリウス13世がユリウス暦のうるう年の補正を改良して制定された。
このグレゴリオ暦を新暦とか西暦と呼んでいる。

日本では明治5年(1872年)に採用された。

日本で太陽暦であるグレゴリオ暦に変えたのは、閏月を廃止することとで役人の給料を一ヶ月分少なくできるということで急遽導入されたという。
このころから、国がやることは、ずるいね。

旧暦 太陰太陽暦

太陰暦は月の満ち欠けの周期を基にした暦で、1周期を朔望月といい、1朔望月を1月としている。
月の周期が約29.5日で、月の期間を29日(小の月)と30日(大の月)を6回ずつとすると、1年(1太陰年)は354日となる。
朔日 月のはじまりは新月ではじまる。

地球の公転周期(回帰年)である365.24219日より約11日短く、太陰太陽暦では閏月を19年(メトン周期)に7回挿入すると誤差なく暦を運用できるため、世界中にひろがっていった。
太陰太陽暦では一年の日数と月がちがうという欠点があり、現在は太陽暦が世界のスタンダードになっている。

太陰太陽暦での季節のズレを調整するための指標として、二十四節気が使われている。
二十四節気は、1太陽年を太陽の黄道上の位置によって24等分して、その分割点を含む日に季節を表す名称を付したもの。さらに二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた、七十二候という分類があり生活暦として使われていた。


検索 旧暦 旧暦 太陰太陽暦を暮らしの一部に

マヤ暦 

インターネットでマヤ暦で検索すると、やたらと占いのサイトが検索ででてくる。
マヤ暦は、古代マヤ人が用いていた暦で、一周期を260日とするツォルキン暦(祭祀歴)と1年を360日+5日とするハアブ暦(太陽暦)に、ツォルキン暦とハアブ暦(360日)の組合せ、1周期を約13年(13トゥン)ベースで、4サイクルの52年を1周期とする。
このカレンダーの周期のことをカレンダー・ラウンド(rueda calendárica)。
紀元前3114年の基準日からの、長期暦(ロングカウント Long Count)と呼ばれるカレンダーも使用されていた。
マヤの暦では13というのが、ひとつのサイクルで使われている。
マヤの長期暦は2012年の12月20日ころまでだったので、ここで世界が終わるという終末論もあった。
実際は今もマヤの長期暦が新しい暦に入って、新しい時代に入ったという。

13の月の暦

13の月の暦は、1990年頃にホゼ・アグエイアスとロイディーン・アグエイアス夫妻によって提案された暦で、ドリームスペルとも呼ばれる。マヤの暦を、1か月を28日、1年を13か月とする。
「時間をはずした日」を年末(7月25日)に1日あり、7月26日が1年のはじまりである。
グレゴリオ暦で2月29日閏日は、0.0フナブ・クの日で、13の月の暦からはずれた「もうひとつの時間をはずした日」である。

ドリームスペル暦(ハーモニック・インデックス)は、キン(Kin)という1から13までの数字に対応する「銀河の音(Galactic Tone)」と、20種類のマークの「太陽の紋章(Solar Seal)」の組み合わせで構成され、13×20=260の周期となる。

地球暦 

地球暦は、数字のある暦とは違う。
太陽系を縮尺した時空間地図でコンパスのような感じ。
ぼくたちは、地球に住んで、地球は自転しながら太陽の回りを回っている。
太陽も回転しながら、銀河を回っている。
地球は今、どこにいるのか、月はどこにいて、水星や木星はどこにいるのかという太陽系を地図にしたものだ。
「半農半暦」な暮らしを実践する杉山開知さんが発案したものだ。

ボクも2年くらい使っていたけど、ワクワクして面白い。
そろそろ、また復活かな。

暦を使った生活

暦は時を測る物差しであるが、
世界共通の暦のグレゴリオ暦は
人工的で無機質な感じがするんだ。

旧暦や13の月の暦は、もっと自然に近くて有機的な暦って感じ。
オーガニックなものに近い感じがする。
あくまで、感覚で。

沖縄の離島では、まだまだ旧暦が地に根付いている。
それが生活しやすいからでもある。

そんなんで、ぼくは暦をパラレルで使っている。

人間は勝手に人工的な物差しをつくって
それが当たり前のように日々すすんでいるが
宇宙は、壮大なスケールで回っているんだ。

人工的なスケールから、解き放たれると新しい世界が見えてくる。
地球暦のように、暦が数字である必要はない。
時が数字ではなく、絵に変わるかもしれない。

あなたは、どんなカレンダーを使ってみますか?

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