バリ島の「クラマス」ポイントで開催されたWSL World Surf League (以下、WSL)CT第3戦『Corona Bali Protected』にて日本の五十嵐カノアが初優勝。
セミファイナルでは、サーフィンのキング、ケリー・スレーター(USA)に勝利して、キャリア2度目のファイナルに進出し、ジェレミー・フローレス(FRA)を相手に華麗なレイバックを9.10を叩き出し、WSLツアーで初優勝!
総合ランキングでも一気に2位に上がり、まだ3戦目が終わったばかりとツアーの先は長いですが、2019年のWSLツアーのチャンピオンも期待したいほど素晴らしいサーフィンでした。
女子の優勝は7x世界チャンピオンのサーフィンの女王 ステファニー・ギルモア(AUS)! パーフェクト10を出すなど流石の完璧なサーフィン。
WSL World Surf League (WSL)とは?
WSLとは、世界プロサーフィン連盟(せかいプロサーフィンれんめい、Association of Surfing Professionals)が主催するプロサーファーのよる世界ツアー。世界最高のサーファーたちが、世界中の最高の波を一年間回って試合をするというドリームツアー。2019年は4月にオーストラリアのゴールドコーストをスタートし、オーストラリアで3ヶ所、インドネシアのバリ島、ブラジル、タヒチ、カリフォルニア、南アフリカ、フランス、ポルトガル、最終戦はハワイと合計11戦行われる。
サーファーなら誰もが、一度はサーフィンしたいポイントで行われるツアー。
WSLに参加できる選手は、前年のCT最終ランキング上位22名と、セカンドリーグ(2部)のクオリファイングシリーズ(QS)のトップ10名と、怪我やWSLが考慮した合計2名がWSLワイルドカードとしてツアーに参加出来る。
更に大会ごとにワイルドカード2名を追加して、合計36名によって試合が行われる。
現在、このツアーに参加しているのは、アメリカやオーストラリア、ブラジルといったサーフィン大国の選手が大半で、日本人選手としてツアーを回っているのは、五十嵐カノア選手が初めてで、それだけでも素晴らしいことです。
ダイジェスト映像
まだ五十嵐カノアのライディングを観たことがない人は動画を観てみよう。
第3戦『Corona Bali Protected』結果
1位 五十嵐カノア(JPN)
2位 ジェレミー・フローレス(FRA)
3位 マイケル・ロドリゲス(BRA)、ケリー・スレーター(USA)
5位 ウェイド・カーマイケル(AUS)、コロへ・アンディーノ(USA)、フィリッペ・トレド(BRA)、エイドリアン・バッカン(AUS)
2019 Men’s Championship Tourランキング
カノア選手の世界ランキングも2位にアップ。1位はハワイのジョン・ジョン・フローレス。2度のワールドチャンピオンで今年度もチャンピオンの有力候補。
1 John John Florence(Hawaii) 17,415
2 Kanoa Igarashi(Japan) 16,640
3 Italo Ferreira(Brazil) 16,075
4 Filipe Toledo(Brazil) 15,865
5 Kolohe Andino(United States) 13,875
WSLの公式ページで動画が観れます。