11月も終わり近いけど夏のように暖かい。
11月23日(祝)石垣市民ラボでの放射能測定の報告会が大濱信泉記念館で開催された。
石垣島での市民ラボができた経緯
石垣島での市民ラボができた経緯は、3.11東日本大震災での東日本大震災、福島原発事故被災者、避難者支援ネットワーク石垣島「ちむぐくる」というプロジェクトに、大きな金額の寄付があり
そのお金で、測定機器 ドイツ ベルトールド社製 NaIガンマ線スペクトロメーターLB2045を購入した。
今年の春には、京都大学原子炉実験所 元助教の小出裕章さんの現役最後の講演会を開催した。
小出さんに久しぶりに会いたかったなあ。
ラボの運営と検査の内容
ラボの運営はボランティアで運営されている。
測定料金は、一般 500円/件でラボ会員だと100円/件となっている。
食品や飲料中の放射能測定を行っており、土なども測定している。
石垣市で売っているものを測定したり、福島近くなどから送られてきたものを測定したりしている。
測定はγ線(ガンマ線)を測定しており、そこからセシウム134、セシウム137の値をとっている。
検査の結果
食品や飲料中の放射能の3年間の測定件数は1850件を越え、
国の基準値を下回るものの、一部の食品から放射性セシウムの検出されている。
2015年9月は39件測定して9検体からセシウムが検出、10月は43検体を測定して9検体から検出された。
検出されるものには、傾向があって川魚、海のものであれば底魚、陸のものは原木しいたけ、緑茶葉、いも、柑橘類などが検出されやすい。
一方、米は玄米でも検出されない、葉物野菜も検出されない。
肉も検出されやすい。
みんな肉食やめて、ベジタリアンになればいいのにって思ったりした。
高濃度に汚染された地域でだけ検出されるものと、九州などのものでも検出されるものもある。
大気圏核実験由来と考えられるセシウム検出もある。
福島近郊でも検出されない食品のほうが多い。
国の基準100ベクレル/kgでは検出されなくても、限界値が低いため検出される。
測定結果は石垣市民ラボのウェブで見れます。
測定報告会に参加して
311後、いろんな食品の汚染をチェックしていたので、結果は予想していた感じではあった。
しかし、やはりどこにいても汚染しているものはあるし、本来は閉じ込めるべきものが拡散しているように見えた。
本来は国や行政がもっと厳しく測定するべき仕事ではないでしょうか。
ボランティアで測定してくれているラボのスタッフに感謝したい。
ありがとう。
今も原発事故は収束しておらず、半減期から、まだ何年もセシウムは出るでしょうし、
ストロンチウムは市民で測定は難しいです。
しっかりと自分で見極める目が必要だと思う。
沖縄にも石垣島にも原子力発電所はないけど、300kmくらい先の台湾には原子力発電所があって稼働している。
事故があれば、放射能は国境を超えてくる。
311後は友人に頼まれて、放射能の勉強会で講師をやったこともあったけど
最近は南に住んでいて、あまり気にしなくなってしまったけど、また考えたい。
石垣島は原発事故の影響で移住してきた人たちもけっこういます。
南の島へ移住して暮らしてみるのもありだと思います。
仕事はいっぱいあるよ。
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