地球環境は気候変動などで人間が暮らしていくには持続可能ではなく、持続不可能というのが多くの専門家の意見で、一般人でも同様な意見の人が多数でしょう。
ゴミを減らしたり、東京電力の福島第一原子力事故のあとはエネルギー問題への関心も高まり 再生可能エネルギーの普及、節電への取り組みもひろがっている。
個人や地域のコミュニティレベルでも様々な活動が行われているのは、もはや書くまでもないだろう。
そんななか社会的に公正で環境的に持続的な社会を地域のコミュニティのレベルで広げていこうというムーブメントが世界でひろがっている。
トランジションタウン運動という活動です。
わたくしもゆるく関わっているトランジション・タウン。
トランジション・タウンとは?
トランジション・タウン(TT)とは、ピークオイルや気候変動などの地球規模の環境危機を乗り越えるための、草の根運動の一つです。私たち市民自らの創意と工夫、そして地域に根ざしたコミュニティの力を活用し、本当に暮らしやすい、持続可能な社会へ移行(トランジション)していくことを目指しています
世界で拡がるトランジション・タウンのムーブメント!
トランジション・タウン は2005年の秋、イギリス南部デボン州の小さな町トットネスでパーマカルチャー講師のロブ・ホプキンスを中心に始まり、 世界中に広がっているムーブメントで日本では2009年に藤野、葉山、小金井の3地域から立ち上がりました。
2013年9月末時点で世界43カ国、1130の地域(市町村)、非公式のものまで含めると約1万の地域に拡がっていると考えられます。日本では2014年8月時点で47カ所目、準備中が他7カ所程度あります。
トランジション運動の特徴
・ピークオイルと気候変動という「双子の問題」に同時に対処し得る本質的かつ包括的な解決策の提示をめざす
・地域レベルに焦点を当てる
・地域住民の創造力、適応力および団結力を引き出す
・その地域にすでに存在する資源を最大限活用し、それらを有機的につなげる
・頭(Head)・こころ(Heart)・身体(Hands)の「3H」のバランスをとる
・よりよい未来を描き、その実現は十分可能であると信じ、楽しみながら取り組む
トランジション・タウン = TT = 楽しくつながる
Point 1: みんなで問題を考えよう
Point 2: 創造的なミーティング
Point3:テーマ別活動グループの形成
Point4:暮らしの技術再習得、目に見える実例づくり
Point 5: 必要でない人はいない
Point 6: 内なるトランジション
Keyword 1: パーマカルチャー
Keyword 2: ローカル化
Keyword 3: 地域通貨
Keyword 4: レジリエンス ~TTスピリット~
1.依存から自立・共存へ
2.部分から全体へ
3. 分断からつながりへ
4.トップダウンからボトムアップへ
5.コントロールから自発性へ
6.GetからCreateへ
7. 除外からオープン、包括へ
8. 愚痴や恐れから実行へ
トランジション石垣も進行?
世界で拡がるトランジションのネットワークですが、小さなコミュニティによる小さなワークグループによる活動をコアにしているものが、ほとんどです。
地域通貨、自然エネルギー、自然農、パーマカルチャー、映画上映など地域の特色を活かして、しなやかに愉しんで活動することが特色です。
特別な知識や経験がある人が主役ではなく、すべての人が必要とされています。
トランジションタウンの活動をしたいという人が地域に3人いれば、スタートできる気軽さがあります。
那須の非電化工房の藤村先生も住んでいる地域でトランジションタウンを立ち上げることを勧めていました。
八重山、石垣島でトランジションの活動とネットワークを知って拡げたいと、鎌倉、葉山でエネルギーWGの代表をしていた私が2014年8月にトランジション石垣を立ち上げてみました。
沖縄には現在、トランジションおきなわ、トランジションいとまんちゅ(糸満)というグループがありますが、石垣が最南端になります。
トランジションタウンの活動に参加すると価値観の近い仲間との出会いも増えます。
全国に仲間がいます。 興味ある人いればFacebookページをチェックしてみてください。
参考:トランジション・ジャパン
日本のトランジションタウン事例集2012 トレーラー(5’11”)
http://youtu.be/uhWk892BD4I
コメント
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