あなたは正しいか、間違っているかというゲームに参加していませんか?
地球上でほとんどの人間が参加いているゲーム。
自分はやめました!!
もう参加しないぜって言いたいところではあるけど、まだ参加しちゃうときがある。
どっちが正しいのか?
間違っているのか?
どっちが勝つか負けるか?
これがスポーツならば、勝っても負けても楽しんで終わったらノーサイド。
人生のどっちが正しいのか間違っているのかって、このゲームに参加している全ての人は誰もが勝ち続けることがない。
そして苦しむ、辛くなるゲーム。
彼氏が悪い、旦那が悪い、上司が悪い、政治家が悪い、国が悪い、悪い奴がいるから不幸なことが起こるんだー。
それ、マジ?
あいつが間違っている、あいつが悪いと他人のせいにしたり、俺が悪い、私がダメな奴だ、私には価値がないと、自分のせいにする。
このゲームはスクリーンの中で遊ぶゲームと同じで、自分のスクリーンで映し出された世界、幻、物語でしかない。
正しい、間違っているジャッジというのは、あなたや私の脳で作ったイメージ 物語。
この物語を作っているのは、過去の経験だったり、教育だったりで、身体や心に記憶されたもので、
コア・ビリーフ(信念体系)やトラウマ、インナーチャイルドなんて言われているのものだったりする。
これらを癒すセラピーとは、山のようにあるから、どうぞ好きなセラピーにお金を払って癒してもらって、セラピストに貢献してくださいって、言いたくて書いているわけじゃないのだ。
この物語はみんな過去のもので、何かの刺激、似たようなことが起きたりすると、胸をぎゅっと締め付ける感じがしたり、頭が重い感じがしたり、身体が縮こまったりと身体が反応したり、脳の中で過去の体験から、また同じことが起きるのではないかって思ったり、思うだけでなく、起きたと思い込んでしまったり、あるいは起きてもないのに対策しようとあれや、これやと妄想したりと、頭の中がぐるぐると止まらなくなる。
物語の中でフィルターを通して世界を見て、正しいか間違っているかという対立を起こしている。
そして過去への執着や未来への不安や恐れで生きる。
この物語の中にいるとき、過去や未来にくっついていて、今この瞬間を生きていない。どっちが正しいか間違っているかのゲームに参加している時は今に生きていない。
マインドレスネスな状態。
どっちが正しいか間違っているか、他人が悪いとか、自分はダメな奴とか思考が出たら、この瞬間、瞬間を感じてみる。
呼吸を意識して身体が何を感じているのか、目で鼻で耳で、言葉というラベルは離して、何がイキイキしているだろう?
そこに大切なものと繋がっている。
自分が学んで、ワークショップを企画したりファシリテーションをしたりと場を作っているNVC 非暴力コミュニケーションは、このどちらが正しいか、間違っているかというゲームから自由になるのに役立ちます。