2020年の東京オリンピックの競技にサーフィンが選ばれたが、オリンピックでサーフィンがコンテストとして行われるのは、最初で最後かもしれない。
競技の開催予定地は、千葉県の一宮。
日本で開催される競技で日本からメダリストがでる可能性はあるのだろうか?
オリンピックサーフィンフェスティバル(仮称)
オリンピックのサーフィン競技の名称はオリンピックサーフィンフェスティバル(仮称)。
いつ正式名称は決定するんでしょう。
サーフィンの競技スケジュール
7月26日(日) 7時~16時20分 [男女 ラウンド1・2]
7月27日(月) 7時~17時40分 [男女 ラウンド3]
7月28日(火) 7時~15時00分 [男女 準々決勝/準決勝]
7月29日(水) 8時~13時00分 [男女 3位決定戦/決勝/表彰式]
7月30日(木)~8月2日(日) 7時~18時30分
※サーフィン競技は、競技に適した波のコンディションで行われます。コンディションが良ければ4日間で終了するスケジュールですが、波のコンディション次第でさらに日程を要する可能性があります。そのため、実際のサーフィン競技日程は、7月26日(日)~8月2日(日)のオリンピックサーフィンフェスティバル(仮称)開催期間に4日間のスケジュールを行う予定です。
会場 釣ヶ崎海岸サーフィンビーチ
会場は、千葉県の外房の一宮。 波がないと競技が成立しないため、ウェイブプールでの開催も噂されたが、海での開催となるようだ。
所在地
大会時のアクセス情報
JR外房線「上総一ノ宮駅」下車シャトルバス乗車
「上総一ノ宮駅」までは東京駅から1時間から2時間、羽田空港、成田空港からもともに2時間くらい。
東京から日帰りで往復も可能だが、チケットが取れたら早めに宿泊施設を予約した方が良いでしょう。
観戦チケット抽選申込は5/9~28の20日間!
チケット購入は2019年5月28日まで
5月9日(木)からチケットの開始申込が開始していて、〆切は5月28日(火)。
6月20日(木) に抽選結果が発表。 購入手続きは2019年7月2日まで。
チケットの金額は3000円。競技が行われるのは、8日間の間で4日間の予定。
競技が中止となっても払い戻しはされない。
申し込みは公式サイトから https://ticket.tokyo2020.org/
2020オリンピックで競技が行われる波があるか?
まずは、4日間競技が行われる波があるかに注目したい。
7月26日から8月2日の競技の期間中8日間のうちの4日以上に試合を開催できる波があるのか?
夏の日本の海岸、太平洋側は基本的には、どこも波が合っても小さい。波が合っても、潮回りや風でコンディションは変化するので、一日を通して同じような波ということは少ない。
朝一、波がいいけど2、3時間でダメになっちゃうこともあるし、昼間はフラットなのが、夕方になって急に波がよくなることもある。
波があっても、風向きがオンショアで合っていないとか、風が強すぎて試合が開催できない。台風のうねりで波が良いこともあるし、近すぎたら波がでかくなってクローズしてしまうこともある。
自然環境に左右されるということを、日常で経験することが少ない現代の人たちに、知ってもらう機会となれば面白い。
サーフィンのオリンピックのルール
サーフィンの競技のルールは、2人から4人で試合をする。オリンピックは4メンヒートと言って4人で試合をする。
ワンマンワンウェーブと言って、一つの波に乗るのは1人だけ。
ただし左右両方にブレイクする波なら2人乗れるが、同じ方向には乗ってはいけない。
難しい波で、より高度なライディングをすることで高得点になる。
プライオリティは、よりピーク(波がブレイクする場所)に近いところにいるサーファーにある。サーファーが波を読んでどこにポジションをとってパドリングするかなども観察すると面白いだろう。
他のサーファーのライディングを妨害するとペナルティがある。
オリンピックでは4メンヒートという方法が採用される。これは4人ずつで競技を行い、2人が勝ち抜けるという方式。1ヒート(試合)は波の状態によって異なるが、20~25分。その間に1人10~12本程度波に乗り、そのうちの点数が高かった2本の合計点が順位に反映する。
採点は、選手が行う技の種類や難易度、オリジナリティに、スピード、パワーなどの要素を加え、5~7人のジャッジが行う。選手は波に多く乗ればよいということではなく、1本の波における技の数が多い方がよいということでもない。大事なのは技の質だ。波をトップ(上部)に向かって上がっていき、そこから回転して降りる360(スリーシックスティ)や、波を駆け上がって空中に舞い上がり体勢を崩すことなく着水するエアリアルなどの高度な技を、リスクの高い大きな波でダイナミックに行い成功させると、必然的に高得点になる。一つ一つの技に決められた点があるのではなく、ジャッジが総合的に見て判断するため、いくつかの技が流れるように連続していると印象も良くなり、さらに得点が高くなる。いかに難易度が高く創造的で質の高い技を繰り出すか、ライディング全体がダイナミックでスピードがあるか、などに注目して観戦したい。
東京オリンピック競技サーフィンページ https://tokyo2020.org/jp/games/sport/olympic/surfing/
オリンピックの注目の選手は、五十嵐カノア選手
2019年5月現在、21歳の五十嵐カノア選手、まだ日本代表としてオリンピックに出場するか確定していないが、出場すれば、メダル候補の一人になると注目されている。
世界最高のサーフィンツアーであるプロサーフィンのWorld Surf League WSLで2019年5月現在、10位。
野球で言えばメジャーリーグで、モータースポーツで言えばF1のようなトップリーグ。このツアーを回るのは日本人として初で、サッカーでいうとスペインのFCバルセロナやレアル・マドリードでレギュラーになっているような感じだろうか。
10位というとまだ上に9人もいると思うかもしれないが、カノア以外は、アメリカ、ブラジル、オーストラリア、そしてハワイで各国代表として、WSLツアーの他の選手が出るかもわからないので、出場したらメダルの可能性がありそうだ。 そして何より、まだ21歳とこれからさらに上手くなること間違いない。
サーフィンはローカルサーファー 地元の選手が波に慣れていて有利だが、五十嵐カノア選手はカリフォルニア育ちなので、あまり関係なさそうだ。
五十嵐カノア(いがらし かのあ/Kanoa Igarashi、1997年10月1日[1]-)とは、アメリカ合衆国・カリフォルニア州在住のサーファー。両親はともに日本人であり、日本代表として2020年東京オリンピックを目指している
五十嵐カノア - Wikipedia
サーフィンのキング ケリー・スレイター
そして、五十嵐カノア選手と同じくらい注目したいのが、サーフィンのキング 神様ケリー・スレイターがオリンピックに出場するかだ。
オリンピックの時は48歳だが、ASP(現在のWSL)ツアーで11度の優勝、今年で引退を表明しているが現在もWSLツアーでトップクラスの実力を見せつけている。
もし、オリンピックに出場したら、もっとも注目を浴びることでしょう。
ケリー・スレイター先生が日本でサーフィンするのを見たい!
サーファーなら見習いたい!ケリー・スレーターの環境への意識!