石垣島への自衛隊のミサイル基地配備計画 平和について出来ることは何だろうか? 

平和

旧年2016年の12月26日 年末も差し迫ったときに石垣市の中山市長が陸上自衛隊のミサイル基地の受け入れを表明した。

この自衛隊基地の問題について、このブログでは今まではあまり触れて来なかった。
理由はブログでは自分が今関心ある創造的な活動について書いていきたいっていう気持ちがある。

問題を取り上げるよりも、自分ができる平和への貢献とかを書いていきたいって思っていた。
NVC 非暴力コミュニケーションについての話が多くなっていることも自分は自分にできる形で今を生きて未来を創っていきたいから。

それと今この島で生活しているが、産まれ育った島ではないしという遠慮もある。
それでも、このことは住んでいる人だけのことでもない。

今、自衛隊の基地配備で島に住む人たちの心がゆれているこのとき、自分は自分なりの思いを書いてみたいと思う。

沖縄本島の米軍基地のこと 辺野古、高江

沖縄での基地のことと言ったら、真っ先に頭に浮かぶのか沖縄本島北部、やんばると呼ばれる地域での米軍の基地建設のことがある。
沖縄本島北部・東村高江へのヘリパッド建設、普天間基地の移設計画による辺野古の海への軍港の建設。

民意はひとつではないが、沖縄県民は県知事選で翁長知事を選び、高江、辺野古への基地計画に反対を示した。
それに対して国、安倍総理率いる自民党政権は基地建設に向けて、強行な姿勢であるように見える。
国と沖縄県による激しい対立、戦いの模様でもあり、基地建設反対の現場では逮捕者も出ている。

基地が平和のためであるのならば、森を伐採したり、海を埋め立てることは平和なのだろうかという疑問がある。
そして何より、平和が目的ならなぜ対立しなくてはいけないのだろうかと思う。

日米同盟、日米安全保障条約 ぞくにいう安保といわれる条約、日本が敗戦国でアメリカの軍事力の核の傘の下にあること、沖縄に在日米軍の90%以上が集中していること、複雑に絡んだ糸のなかで、日本の南の島に自衛隊の基地建設が進められている。

自分が沖縄の基地問題に関心を持ったのは、2002年にはじめて来た沖縄で車で走っていると基地がいっぱいでとても不思議な気分だった。そして海がなんといっても美しくて、その海にジュゴンが生息していて、そこが辺野古の海であるってことだった。

南西諸島への自衛隊基地の配備計画

アメリカの基地はない南西諸島への自衛隊基地の計画。
南西諸島というのは、九州南端から台湾北東にかけての島々でトカラ列島、奄美群島、沖縄諸島、宮古列島、八重山列島などの島々だ。

まずは日本の最西端の島の与那国島。台湾との国境の島。
与那国島へ陸上自衛隊の監視部隊・レーダー部隊(約150人)を配備。
レーダー基地は2016年に建設済みである。

この与那国島の基地のことは、映画「はての島のまつりごと」で、基地建設をめぐる島の人々の様子が観ることが出来る。
「はての島のまつりごと」石垣島上映会 9月24日

そして石垣島・宮古島へ陸上自衛隊警備部隊・地対地ー地対艦ミサイル部隊配備の計画(両方で約1200人)、そしてすでに自衛隊が駐屯している奄美大島への陸上自衛隊警備部隊・地対空ミサイル部隊(約550人)という計画である。

石垣島への陸上自衛隊ミサイル基地の配備計画

石垣島へ配備しようとしているのは陸上自衛隊警備部隊・地対地ー地対艦ミサイル部隊である。

建設の予定地は、石垣島の中央で、沖縄で最も高い霊山である「於茂登岳」のふもとである。
建設予定地の3集落 於茂登・嵩田・開南の3地区では配備への反対の声が強い。
賛成の人もいる。

自衛隊基地建設は中国脅威論によるが、「アメリカのエアシーバトル構想」の一環とわかっている。

「自衛隊を活かす会」の代表をの柳澤協二さんは講演で、自衛隊基地配備はパワーオーバーになる可能性を話されている。

[su_quote cite=”琉球弧の軍事基地化に反対するネットワーク” url=”http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-245.html”]柳澤氏は「私は自衛隊配備に反対する立場にない」と前置きしつつ、「しかし、最前線にあるこの島は違う。最前線にパワーがあればリスクもある。尖閣攻防戦があった場合、中国の船にここから地対艦ミサイルで攻撃することができる。中国が石垣を取りに来ることはさすがにないと思うが、仮に取りに来るとすれば、石垣が軍事拠点として恐怖の対象になるからだろう」との見方を示した。[/su_quote]

石垣島への自衛隊基地が必要ないわけについては、下記のサイトを参照してほしい。

いしがき好きの いしがき好きによる いしがきの未来を考えるサイト
http://loveishigaki.jp/

石垣島に自衛隊基地が必要ない理由 PDFファイル

石垣島にファミマがいっぱいある理由を高城剛さんが自衛隊のミサイルもPAC3の代理店である伊藤忠商事グループのファミマだってことと関連を予測されている。 

石垣島自衛隊基地配備計画から

ここまで読んだ人はわかると思うけど、自分は自衛隊基地の配備計画には反対だ。

自分が反対だっていうことは置いておいて、このことについて市民の間で十分に議論されていないように見えることと、市長は市民の声を聞かずに進めようとしているように見える。

基地のことはさまざまな要素が入り交じっている。国家の安全、住民の安全(国家と住民の安全は一致してないって思ってるのでわけた)、エネルギー、自然環境、経済、観光、仕事、地域のコミュニティ、サステナビリティについて、バラバラの要素をひとつのシステムとして、どうデザインしていくか、そのなかに基地計画がどうあるかって議論になるはずだが、自衛隊基地建設っていうひとつの方法、手段ありきになっている。
手を取り合うのではなく、Power Overになってしまうってのは力づくな方法なんだと思うんだ。

そして、基地に賛成、反対よりも自分が関心があることは、基地のことも原子力発電のことと同じように住民が賛成、反対にわかれて対立する構造だ。

NVCを学んでから、基地とかっていうのは手段、方法であってニーズではない。
ニーズは繋がれるが、手段や方法は対立しやすい。

基地のことで人々のニーズは何だろうか? 
needs

NVCのニーズカードを見て感じてみる。

平和、人のつながり、コミュニティ、心の平安、誠実さ、食べ物、身を守る場所、支え、理解、場、安全、愛、、、、
まだまだあるよね。いっぱいある。
ニーズを満たす方法を考えてみよう。
方法はいっぱいある。
ひとつひとつ、自分が大切にしていること、他人が大切にしていることを大切にしていく。
力技ではなく、つながりを持つこと。 Power withであること。

外国の脅威、攻められたら怖いが、恐怖ではなく、外国の人ともお互いのニーズで繋がりたい。
敵ではなく、友達を作りたい。
怒りや哀しみも大切な感情だけど、笑いたい。
こうやって言うとお花畑みたいなこと言ってると批判する人もいるが、批判はその人の満たされない感情やニーズからきている。 
ひとりひとりの、満たされない大切なものに目をむけよう。

ひとりで、孤独に浸る時間も大切だが、孤独を味わいながらも、一緒にいたい。

人間には知性と愛があるはず。

Problem is solution
問題は解決できる。 問題なんで何もないんだ。

最後にサティシュ・クマールさんの言葉
・世界の問題を解決する第一歩は、あなたの今日の食事から
・私たちが眠るほど、地球も自分自身も助かります
・平和のためにできること? まず自分が平和を生きること

ブログを読んでくれてありがとう。

石垣島の自衛隊基地の配備計画についてはFacebookの I love ishigakiのページを「いいね」すると情報入手できます。
https://www.facebook.com/loveishigaki/

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コメント

  1. 軍事外交(日米安保)から平和外交(9条)へ より:

    軍事外交(日米安保)は構造差別(沖縄差別、経済的徴兵制)の上に成り立つゼネコン・軍事企業の利益目的の資本主義の末期的な状況と考えます。軍事外交を維持するために、脅威論という物語が必要とされ、煽られるのでしょう。
    以下、お知らせです。

    琉球弧自衛隊配備反対アクション
    ‏@nobase_ryukyuko
    [宮古島市長選一週間前]
    南西諸島に自衛隊基地はいらない!1.14アクション
    1月14日(土) 14時から永田町・首相官邸前にて
    呼:琉球弧自衛隊配備反対アクション
    http://www.labornetjp.org/EventItem/1482272957000staff01 … …
    2017年、自衛隊基地建設反対運動も盛り上げよう!

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