F1種とかGMOとかTPPって何? 種についての基礎知識をまとめてみた。

サステナブル

明日のヴァンダナ・シヴァの映画上映会で、参加者何名いるか不明だし、どのくらいの知識がある人がいるか
わからないので、種についての知識をシェアしようとまとめてみた。

TPP(Trans-Pacific Partnership)

米国、日本を中心とした環太平洋地域による経済連携協定(EPA)。関税の撤廃により、大手企業の輸出が増えて利益が増大するいっぽうで安い農作物(米など)が増え、日本の農業に大きなダメージを与え、食品添加物・遺伝子組み換え食品・残留農薬などの規制緩和により、食の安全が脅かされたり、医療保険の自由化・混合診療の解禁により、国保制度の圧迫や医療格差が広がることなどが危惧されている。

F1(一代交配)

「F1」とは、異なる親を交配させて、いいとこどりしたもの。種袋には、「〇〇交配」とか「一代交配」と書かれています。両親に比べてより生育が旺盛で、抵抗力が強く、収量も高くなる。一代かぎりで、F1から種を採るとばらつきがでてくるため毎年、種会社から種を購入することになる。

固定種

何世代にもわたり、絶えず選抜・淘汰され、遺伝的に安定した品種。地域の気候・風土に適応した伝統野菜、地方野菜(在来種)を固定したもの。
種は自家採取されてきた。

日本では野口の種というところで、固定種、在来種の種が購入できる。

他にも買えるところあるが、少ない。
ふつうに買うとかなりの確率でF1種になる。知らないとF1種を買ってしまう。

GMO(遺伝子組換え作物 Genetically Modified Orgasnisms)

他の生物の遺伝子 DNAを組み込んで作る作物。
作物で一番多いのは、除草剤をかけても枯れないという「除草剤耐性」。除草剤をかけると他の雑草はすべて枯れ、その作物だけが生き残るので、除草の手間が省ける。有名なのは、モンサント社のラウンドアップ。

モンサント

アメリカに本社を持つ多国籍バイオ化学メーカー。遺伝子組み換え作物の種の世界シェアは90%。ベトナム戦争で使われた枯葉剤の製造メーカーの一社。除草剤ラウンドアップを開発し、近年ではラウンドアップに耐性をもつ様々な遺伝子組み換え作物(ラウンドアップ・レディー)を分子育種して、セットで販売している。日本の住友化学と連携している。先日、医薬品メーカーのバイエル社がモンサントを買収したというニュースがあった。

シードバンク

 現在、種のほとんどがF1種になっており、在来種、固定種の種を保護、保存するため種を自家採取して保存するシードバンクが、草の根レベルで行われている。

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